王さまのお菓子
●著:石井 睦美/くらはし れい
発売日:2021年12月03日頃/価格:1,650円/出版社:株式会社 世界文化社/ISBN:9784418218226
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母 / 5歳 / (^∀^)
テーブルの上の大きなパイを見つめるかわいらしい女の子と「王さまのお菓子」のタイトル。繊細なタッチのイラストと甘い色使いが、一体どんな素敵な物語が始まるのだろうとワクワクさせてくれます。
「王さまのお菓子」-フランス語で「ガレット・デ・ロワ」というこのお菓子は、フランスの伝統的な焼き菓子。パイの中のフェーヴとよばれる小さな人形は、持ち主に幸せを運ぶといわれています。この物語はフェーヴである人形ミリーの目線で進んでいきます。
ミリーが、パティシエのブランさんや調理場の缶の中の仲間たちと別れて、アーモンドクリームたっぷりのパイの中に入れられ、お客のアデルさんの家に預けられている気の毒な女の子ベルの話を聞いて、「どうか、ベルにあたりますように」と願いながらパイの時間を迎えるとき、読者である私たちも「ベルにあたりますように!」とドキドキしながらページをめくります。
さて、ミリーはベルを幸せにすることができるでしょうか?
風の子 2023.02.16 Review
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