ちいさなおばけえほん ばけものづかい

●著:せな けいこ
発売日:2017年06月08日頃/価格:858円/出版社:童心社/ISBN:9784494021383
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父・母
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3歳
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(^∀^)
「ばけものづかい」って本当は落語の定番演目なんですね!うちではせなけいこさんの絵本が先だったので、せなさんの作品だと思っていました。とにかくこの絵本、こどもたちが気に入って何度も何度も読み聞かせをしました。内容は、あるところに人遣いの荒いご隠居さんがいて、お化けが出るという屋敷に引っ越してきたのですが、お化けにもあれこれ言いつける。つまり化け物遣いが荒い。あまりの化け物遣いの悪さに、化け物の方が降参して逃げて行くというお話です。この、おばけの方が人間を怖がって逃げて行くというあべこべのストーリーが、子ども心にとても面白かったみたいです。
おばけも、一つ目小僧、ろくろっ首、からかさ小僧など、子どもにもわかりやすい代表的なおばけがいろいろ出てきて楽しいです。そのどれもがご隠居さんにギャフンと言わされるのが痛快、というよりむしろ気の毒ですらあります。思えばこのあたりが落語っぽいなぁと後から思いました。
ろくろっくび 2025.02.21 Review
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母
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男の子
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3歳
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(^∀^)
「ばけものづかい」というタイトルを見たとき、意味がよくわからなかったのですが、中を読んで思わず笑ってしまいました。「人使いが荒い」とはよく言うけれど「化け物使いが荒い」なんて、おそらくせなけいこさんの絵本にしか出てこない言葉ですよね!この絵本は「化け物使いが荒い」おじいさんのお話です。
ページをめくると、ろくろっ首、一つ目小僧、からかさなど、おばけ初級者のちびっこたちにぴったりな古典的おばけが次々に出てきます。このおばけ達が、彼らの住む家に越してきたおじいさんを驚かそうとするのですが、逆にいろいろな用事を言いつけられ、とうとう音を上げて逃げ出してしまうというお話です。
おばけが出る絵本!ということで、「ねないこだれだ」のように夜空に連れて行かれる的な結末を思い浮かべていたらしい息子。初めはこわごわ見ていましたが、おじいさんにやり込められてばかりのおばけ達がおかしくて、途中からは笑いながら見ていました。ユーモアたっぷり、楽しい絵本です。
五月雨 2023.06.20 Review
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