こわーいはなし
●著:せなけいこ
発売日:1994年10月/価格:1,430円/出版社:鈴木出版/ISBN:9784790260530
5.0 (1件)
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(^∀^)
(`⌒´)
(T^T)
(゜o゜)
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父・母 / 5歳 / (゜o゜)
こどもたちが大好きなせなけいこさんの絵本の中から、今回子どもたちが手に取ったのは「こわーいはなし」。表紙におばけのイラストが描いてあるので、おばけがこわいという話なのかなと思いきや、そうではありません。
雪の降る夜、森で道に迷った小さなおばけがウサギに出会います。「ちょっとおたずねしますが・・・」と声をかけたところ、驚いたウサギは家に逃げ帰り、家の者たちにおばけが出たと話します。その話が人から人へ伝わるうちに、尾ひれが付きはひれが付き、最後には小さなおばけとは似ても似つかぬ怪物のような姿に。その話をしているところへ再び通りかかった小さなおばけは・・・
この話、とても含蓄が深い。読み聞かせる大人はハッとさせられるでしょう。私たちも経験があるのではないでしょうか、話が人から人へと伝わるうちに最初と最後で大きく違ってしまったことが。特に思い込みがある時にそうなりやすいと思います。バイアスの怖さ、正確な情報の大切さを改めて感じました。
あじさい 2024.06.22 Review
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