とべ！ ちいさいプロペラき

読んでみた評価
また読みたい！

母 ／ 男の子 ／ 4歳 ／ (^∀^)

飛行機や乗り物が大好きな子どもたちにピッタリ。小さいプロペラ機が勇気を出して大空へ飛び立つ姿を描いた素敵な絵本です。
ある飛行場で初飛行の日を待っていた小さいプロペラ機。翼も胴体もぴかぴかで、エンジンも調子よく動いていたのに、ある日格納庫に入ってきた大きなジェット機にすっかり圧倒されてしまいます。
そんなプロペラ機にジェット機は「元気をお出し。広い空では、ぼくらの大きさのことなど忘れてしまうよ」と元気づけます。
そしていよいよ初飛行の日。プロペラ機はうまく飛び立つことができるのでしょうか？
プロペラ機が滑走路を走る時のパイロットのおじさんの掛け声、シンプルだけど胸にぐっと来ました。「胸を張れ。空を見るんだ。よし、飛ぶぞ。それ！」今は幼いわが子も、いつか成長して学校や社会に出る日が来て、その時はきっと私もこのパイロットのおじさんと同じように見送るんだろうな。小さくても力いっぱい羽ばたいてほしい。そんな思いで読み聞かせました。

コスモス 2023.09.20 Review