ぼんさいじいさま

読んでみた評価
また読みたい！

父 ／ 6歳～

ある日、村の子どもたちがぼんさいじいさまの畑を訪ね、「願いをかなえる魔法のネギを育てて欲しい」とお願いします。ぼんさいじいさまは、子どもたちのために、大きなネギを育てることにします。

しかし、ぼんさいじいさまが育てたネギは、とても大きくなりすぎて、引っこ抜くことができません。そこで、村の人々が力を合わせて引っこ抜くことに成功します。そして、子どもたちにネギを分け与えます。

ぼんさいじいさまは、自分の畑で育てた野菜は、みんなで分かち合って食べることが大切だと思っていました。彼の思いやりと優しさが、村の人々に伝わりました。

この絵本は、思いやりや優しさ、そして共同体意識の大切さを伝える物語となっています。また、自然とのつながりや、大切にすることの大切さを教えてくれます。

がっちょーん 2023.03.23 Review

読んでみた評価

父・母

一度読んだ後「あれ？これは、そういうことかな？」と再度読み返しました。小学校低学年くらいからの絵本です。
いつもと変わらぬ朝を過ごしていたぼんさいじいさまが、ひいらぎ少年のお迎えを受け、これまで共に過ごしてきた鳩や猫や馬、そのほか大勢の生き物たちに、今生の別れを告げて、静かにこの世から旅立っていく・・・。自然と共に生き、そして命を全うするぼんさいじいさまの最後は、寂しくも華やかで、万感の思いで見送る一読者の私でした。絵も圧巻です。

kawano 2022.11.18 Review